リトープス | コノフィツム | アルギロデルマ | ギバエウム | ケイリドプシス | フェネストラリア | 葉が落ちる冬型 |
アイスプラント | ディンテランサス | デロスペルマ | ストマチウム | Glottiphyllum | ブラウンシア | トリコディアディマ |
ナナンサス | アンティミマ | アロイノプシス | プレイオスピロス | ベルゲランサス |
メセンの栽培 再考のお勧め | |||||||||||||||||||||||||
ネットでメセンの栽培、リトープスの栽培、コノフィツムの栽培で検索すると様々なサイトが出てきます。
リトープスやコノフィツムだけではなく、全てのメセンは、自生地の自然環境や降雨時期に依存して成長している筈です。しかし、リトープス属だけでも広大な地域に生えて環境は様々です。コノフィツムも西海岸沿岸部の冬降雨地域と内陸部の夏降雨地域、中間的な周年降雨地域に分かれています。メセン科の中には、いろいろな生育タイプがあるのですが、夏成長型は夏降雨地域で内陸部の標高が高い所に生えている苗が多く、日本の暑さには、弱いのです。逆に標高が高いから冬は寒く夏型の多くは、耐寒性が強い傾向があります。耐寒性が強いけれど、内陸部の1000mほどの高原の冬は寒く成長する気温ではない場所が殆どです。夏に雨が降り、冷涼な気候で育つと考えた方が合理的です。(南アフリカ国土の平均標高は900mです。) このような事を踏まえながら、失敗が極めて少ない栽培方法を考えると、成長型に関わらずに日本の夏の「断水管理と日陰管理」が一番の大きな障害となっていると思えます。砂漠気候の地面に生えている植物に寒冷紗はありません。確かに岩の間に生育する、体を土に潜らせて成長するなどはありますが、一様に光を弱めて良い訳がありません。何年間か実験したのですが夏に有効(脱落しない)寒冷紗の減光率は、その減光率で周年栽培が出来る減光率なのです。なのでとても明るい減光率の少ないネットで減光します。過度な減光や日陰管理では光合成が少ししかできないので衰弱死するのではないか。(本当に多くの苗で減光率25-35%であれば周年栽培できるのですよ) ですので気温の高い日本、雨除けで空気が籠りがちになる栽培環境では夏の寒冷紗使用は必要悪と解釈して過度な減光を行わないで積極的に利用しましょう。 「リトープス脱皮が終わる6月新葉が出て、コノフィツムは旧葉の中で新葉の準備が整い・・・何故そこから休眠に入るのだ」 そんな疑問を考えたのが始まりでした。彼らは、6月に雨を受け入れる準備完了となり、降雨をひたすらに待っているのですね。この状況を休眠期と呼ぶことが正しいのでしょうか。花が咲き終わるのが成長サイクルの終わりとするのならば、リトープスもコノフィツムも主に秋に花が咲き、サイクルが終わるとするのが正しくないのか・・・私の疑問は広がります。
属別栽培管理へ(気が向けば書いていきます)
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