ストマチウム

 

Stomatiumは、夜咲きの花で春に花が咲きます。その多くが夜咲き故の芳香花でい香りがします。暗闇のなかで交配を手伝う蛾を呼ぶ香りを出していると聞きます。自生地はケープ州の高地で基本的に夏の降雨地域であり、年間200-500mmの降雨量がある内陸部になります。EUなどでは石垣などで栽培されている事もあるそうですが、日本の場合、夏の猛暑で、我が家では寒冷紗25%前後を風通し最大で使用しています。栽培は、強健で難しくなく、生育も旺盛で直ぐに見ごたえのある株になります。冬の寒さは、水を切ればUSDA8程度の耐寒性が有り西日本では気にする事も無いレベルです。
岩場に生えているそうですがpan沿いに生えている情報もあるので水を良く吸い成長し株になります。実際栽培していて強健なメセンであると感じます。(夏の暑さには少し弱いが冷涼な夏降雨地域) 生育タイプでなら、弱い夏型とした方がよく、暖かな冬にも成長します。花は春ですが概ねそのまま成長します。鉢に単独に植え付けるのが良く成長します。日本の暑さで真夏期間は少し水を控え休息させるのが良いかもしれません。(断水はダメです)冬が休眠期なのでしょうが暖かな環境で良く成長します。
強健な属ですので神経質にならなくて良いと思います。ただ、排水性と通気性の良い培養土で栽培しないと根が傷むことが有りますので小粒赤玉土 小粒鹿沼土 腐葉土 籾殻燻炭にボラ土や蝦夷砂を1割程加えるのも良いと思います。
姿も美しく、夜の芳香で是非栽培したい苗だと私は、お勧めいたします。

写真は高感度カメラで夜間撮影したものです。

 

にくたま屋