ブラウンシア

 

ブラウンシアは西ケープ州の小高い地域に生えています。この地域は冬降雨地帯で年間降水量が120mm程度と言われています。
ブラウンシアには馴染みがないと思われる方も、碧魚蓮 ヘキギョレン(Braunsia_maximiliani )はご存じの方も多いのではないかと思われます。そう、あのお魚の形の葉で有名なった種が属します。日本での成長は、秋~春で春にマジェンタ~ピンク色の花が咲きます。メセンの多くは生育期の終わりに花が咲くそうですので此の属も冬型であり、気温の低い冬は成長が鈍りますが秋と春には旺盛に生育します。降水量が少ない地域ですが秋から春まで瀬戸内の屋外で育てる事が出来ます。耐寒温度はマイナス4度程度までは大丈夫なようですが霜や雪が直接積もるような事は避けた方が良いです。
夏は西ケープの小高い地域に生えていますので冷涼な夏を好みます。また、冬降雨で夏は乾燥しますので夏の水やりは、散水程度が無難です。風通しが最大に良く、乾いていれば夏の減光率は20-30%で耐えますが、大量の水を与えると苗が痛むことがあります。夏は乾かし気味に栽培して下さい。また、匍匐性が有り簾状に蔓が伸びる事から、底の深い鉢を使いがちですが底の浅い広めの鉢を使い栽培する方が苗の為に良いようです。種から、普通は1年半で花が咲き成長速度も速い苗です。

同属にBraunsia apiculata アピクラータがあります。この苗も冬成長型で小さな木になるお魚の葉を持つ苗で春にマジェンタの花を咲かせます。秋~春に十分な太陽を与えると多くの花が咲き楽しませてくれます。夏は同様に水は散水程度にあたえ管理できます。成長も早く、挿し木で容易に増やせ、種子からだと発芽から、1年半で花が咲きます。成長は旺盛で育てやすい苗です。鉢は小苗時から4号鉢を使う方が成長が早いと思います。

ブラウンシアの培養土として 小粒赤玉土4 小粒赤玉土2 小粒ボラ土1 腐葉土2 籾殻燻炭1 マグアンプK大粒適量が適していると思われます。秋~春まで月二回液肥を与えると喜びます。

弊店の碧魚蓮苗は4年間かけて実生品を得られましたので貴方の碧魚蓮との交配で種子が得られます。アピクラータも同様です。

 

ヘキギョレン
アピクラータ アピクラータ
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