フェネストラリア

 

西海岸沿岸部 北ケープ~ナミビア南部の冬降雨地域100mm程度の降雨地域に生えています。Fenestralia rhopalophyllaは、砂質の土壌で天辺の窓を地面から出し光を取り入れて生育しています。この環境で耐寒温度が-4度で日本の栽培方法では耐寒温度に注意が必要でしょう。ナミビア南部の沿岸部に生えている事で暑さにも、やや強い事が理解できます。
日本の栽培では、葉を出して栽培しますが徒長や葉に横に入る傷に悩まされているのではないでしょうか。もちろん、排水性の良い土を使っても毎回同じような症状になり腐り無くなる経験がおありと思います。
この原因を追究するとFenestralia rhopalophyllaの丈夫で深く張る根が直ぐに根詰まりを起こし鉢の通気性や排水性を悪くしている事に気付かれるはずです!我々には根の成長を止める事は出来ませんのでプレステラ120の鉢の中ほどにスリットが入っている物や素焼き3-4号鉢にフェネストラリアを植え付けする事で栽培が随分と改善する事を経験する事が出来ます。また、直径10cmを超えるような大株の植え付けには、素焼きの平鉢を使用して堅く作り上げが出来ます。彼らは、プクプクと膨らんだ葉が幸せではありません。皺が入り水を欲しているように見える状態がベストであると思われてください。周年の過度な散水は控えて辛水で栽培します。冬が成長期です液肥を月2回与える事は春の開花に良い影響を与えます。しかし、毎年の植替えは求めていないように見え、大きな株は、3-4年に1ち度の植替え、小苗は2年に一度の植替えで十分だと思われます。決して、大きくしようと思わない事、現状維持の水やりで充分に成長しますので、徒長の高さを成長と考えないでください。成長は、分頭で判断ください。
沿岸部の温かい冬が成長期の苗は、寒さに弱い傾向があります。秋~春は、その事を念頭に寒さ対策を行います。夏は30%程度減光の寒冷紗を用いて風通し最大にして、年間で最も暑い時期には、水を控えるようにします。これは、高温すぎて光合成も出来なくなるような気温の時の対応で、夏の2週間3週間程度の期間になると思われます。(西日本)
培養土としては、小粒赤玉土4 小粒鹿沼土1 細粒ボラ土2 腐葉土2 籾殻燻炭1にマグアンプk大粒適量を目安に栽培しています。ボラ土が多いのは、粒が壊れないので毎年の植替えが必要でないようにしています。とにかく、根が丈夫であることを最優先に考える事をお勧めいたします。

 

Fenestraria

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