SHOP

にくたま屋 多肉植物種まき説明動画

メセン類の播種時期は、関東以南太平洋側であれば8月~9月中頃までが良い時期です。
画面は大きく出来ます!

 

メセン種子を播種する方法

秋に蒔きます。

上の動画の様に培養土の上に細粒赤玉土を1cm程敷いて表土にします。

注)殺菌と考え培養土を電子レンジや煮沸を行う記事をネットで見かけますが意味がありません。
  60-70度のお湯に浸けて培養土の中の虫の卵や植物種子を亡ぼします。
  殺菌しても空気中に浮遊していますので1日で意味が無くなります。殺菌にベンレート1000倍液を使います。

①栽培する場所の環境

a日照が十分であることが望ましい(冬至で5時間日照があればなんとかなるような・・)

b 霜の降りない環境

c雨が振り込まない(軒下等)

dフレームや温室 保温も考えるが夏の風通しを十分に考えた構造

②発芽の方法を2つ

a 数鉢程度なら、水を十分に吸わせ1000倍希釈の殺菌剤ベンレート1000倍液を鉢の上から散布し鉢底から水が出てくるまで十分に与えます。種子を均等に蒔き 覆土はしません。 その鉢をZIPパックの大きな物に入れ密封して日陰に置き発芽を待ちます。最初の発芽後3-4日後の発芽が出そろった時期に鉢を外に出し、底水管理。この時、9月中旬でも50%減光の寒冷紗を使い苗を太陽に慣らします。
10月には外す。

b 上の動画の様に表土迄作り、種を蒔きます。覆土は使いません。底水管理で発芽を待つ。この時、9月中旬なら、50%減の寒冷紗を使います。aより発芽が出そろう時間がかかります。種を蒔く前にベンレート1000倍液を散布しておくと安心です。寒冷紗は10月に外す。

③底水の期間

様々な考えがあると思いますが、私は、苗の育ち方を見て外す(常時底が濡れている状態を長く続けたくない)。発芽後、40日程度で常時の底水を止めてしまいます。その後表面が乾かないように注意して、鉢底から水を吸わすのが年末まで、1月からは上からの霧で鉢に水を与えています。この時も土が湿っている状態~濡れている状態の繰り返しです。乾かしません。

④2月以降の管理は属毎に変わります。

a根が深く伸びる苗
リトープス等ですが表土が乾いても鉢底が湿っている状態では水を与えません。4月からは各品種の自生地降雨時期を参考に栽培します。例えばリトープスには、冬降雨地帯と周年、夏降雨地帯に分けて管理します。一様な管理は難しいようです。小苗は乾かす期間を長くしない事。

b根が深く伸びない物
表面が乾かないように管理します。 4月からは、1週間も乾かさないのを基本にその品種の降雨時期に合わせて水を与えます。コノフィツムは乾くと根が枯れやすく湿り気を維持します。

 

⑤6月以降の管理

メセン類は、直射に弱いので風通しを優先して、減光ネットを使います。減光50%を程度が安全かなと考えています。
苗により周年20%減光に夏の時期に30%減光を被せて管理している苗もあります。(コノフィツム)
夏の晴天の明るさは約10万Luxになります。概ね5万ルクス程度で夏を越せると思います。苗の顔はよく観察して、対応策を素早く行う事が出来れば良い栽培者だろうと思います。可能なら、あらかじめ扇風機等で強制換気を行うのが望ましいです。減光ネットは10月に外します。気温を考えて行ってくださいね。(コノフィツムは30%を外し、20%減光は、そのままにしています)

⑥ 鉢について根が深く伸びる種類の実生には、深さ10cm-12cmの鉢が望ましいです。以前は適したものが販売されてなく、四角500mmペットボトルの上部を切り落とし、下の四隅に直径2cmの穴を開け下に軽石を詰め培養土を入れ、表土を敷いて栽培していました。現在はプレステラ深鉢が安価に手に入るようです。リトープス等には、最適ではないかと思います。下部からの給水で表土を濡らす事なく成長できるので安全です。根が深くなる苗はプレステラ90深鉢などが適しています。

SHOP

培養土の配合

表土・・・細粒赤玉土厚さ1cm弱 (これはどうしても必要です。種が隙間に落ちません、苔も生えにくいです。)


有機質入り培養土  小粒赤玉土4 小粒鹿沼土3 極良質腐葉土2 籾殻燻炭1 マグアンプ中粒少々

「市販の「挿木種まきの土」細粒赤玉土と細粒鹿沼土にピートモスとバーミキュライトが少し配合されているタイプ。
マグアンプと必要なら腐葉土やバーク堆肥を1-2割入れて使えます。かなり良いです。」
表土に細粒赤玉土を敷いてまいてくださいね。

 

養分はハイポネックス2000倍を月に1-2度与えてください。

1年未満の小苗は夏の寒冷紗50%でも平気な物が多いですが短期間で大きくなる種類(花物メセンや姿が面白い物)は、減光量には注意してください。春に大きくなる苗は、春に植え替えを行い初夏までに大きく育てましょう。早いのは春に花が咲くものもあります。

 


  

SHOP
にくたま屋top