メセン栽培を私なりに単純化?してみました

 

以下は、国内の多くのまとめサイトに出ている単純化した内容です。2018711日)

①   メセンは難しい・・・

②   メセンは基本冬型

③   夏は休眠期なので断水・日陰/半日蔭管理

④   水を与えて翌日には乾いていること、総じてあまり水やりの必要はありません

⑤   自生地では冬に雨が降るので夏休眠する

 我々は、ネットでの情報を見て栽培しますよね。ブログなど読むと、とても整合性がある理論的な栽培方法だと思うのですけど・・・何故か腐ったりしませんか?特に夏に!何か間違っていないかと10数年前に「疑う心」が生まれました。

 ・メセンが難しいのは、栽培方法が間違っているからではないのか

・冬に成長しているのを見た事が有りますか? (ハウスなどは別にして)

・書いている通りの管理をして腐るのは何故か

・大地がそんなに水はけが良いはずがない

・広大な自生地だから気候が違う筈

 

 調べ、聞き、実際に栽培して 単純化したものを書いてみました・・・

 ①    ハウスやフレームで栽培だと温度管理自由度があり、メセンは全ての季節で水を与えると成長します。成長は水のコントロールで抑えられます。 晩春に明確な休眠に入るのは、モニラニアの仲間、マウガニエラ等の一部の種類です。これらは、全て春の終わりに葉を落とし休眠に入る。(秋に芽が出て晩春に葉が落ちる)

 ②    多くの玉型メセンのように高度1000m程度の台地や山に自生していることが多い植物は、冬に生育が活性化するような気温ではなく、かなり寒い環境に耐えています。これらの種類の生育期間は、春から秋であると考えるのが自然でしょう。日本で本当の冬成長型メセン(モニラニアの仲間等)は、冬に温かい地域で成長しているので、リトープス等より耐寒性が弱いです。

 ③    降雨季節は冬という間違った単純化が全ての誤解を招いたのでしょうか? 実は冬降雨・霧地域はナミビア・南アの西海岸から、内陸部へ30~数十キロ以内の地域でしかありません。次の数十キロ内陸地域の範囲は、周年降雨地域と考えて良く、更に内陸部の広大な地域は、夏の降雨地域になります。冬降雨地域に生育しているメセンは種類が少ないと考えるのが自然ですから、「基本冬型生育するメセン」と単純化するのは間違です。

 ④   夏の休眠とされて、断水・日陰管理される時期が6月~9月中旬になるのでしょうか。3か月半の長い期間に水を与えず太陽光線にもあまり当てない栽培は、植物にとって光合成が殆どできない期間となります。リトープス等は、脱皮して新葉が出て、これから成長する時期に日陰管理が良いわけが無いと植物の勉強などしたことが無い私が思いました。そして、半日陰など曖昧な表現は、戸惑うばかりです。以下のように書き変えるだけで随分と理解が出来るのではないかと思います。
「日本の夏は自生地環境より暑く、直射に苗が耐えられない場合があるので、最大限の風通しを前提として、必要最小限の減光を行い成長させます」「減光の量が多くなると植物の光合成量が少なくなり成長を抑える為に水を減らし成長速度を落とします。」 ごく緩やかに成長させると脱落率が大いに下がります。

ちなみに私の環境での実験では減光20%迄では水を減らす必要はなく、風通しが良ければリトープスが元気に成長し夏を越すことが出来ます。コノフィツムは真夏に更に減光が必要ですが最大減光50%迄は減光率を増やすことができるようです。リトープスでも空気がこもり、栽培場の気温が高くなる環境では遮光率を増やす必要があります。減光率20%以上は様子を見ながら、水の間隔を開けて与えます。(2週間開けるのは厳しいです減光率40%迄位かな?)帝玉などは30%減光が最大と思っていた方が安全です。いずれも、球体が大きい程、光を必要として弱くなります。
多湿な日本の気候で腐敗するから、乾燥させるとの書き込みを散見しますが、太陽を当てないから、体力が弱り腐敗するのだと考えています。減光ネットの10%の違いは、結構大きいですので調節してください。
寒いと乾くのが遅く、気温が高いと早く乾く、周年一定間隔で水を与えられる「培養土作り」と「鉢の大きさ選択」が数年栽培すると出来るようになります。

⑤  南アフリカで概共通するのが、一番乾燥する時期で、日本の5月終わり~6月になります。
個人的には、この時期の水を辛くしてリトープス/コノフィツムの旧葉を乾燥させています。

 これを書いても、メセンの栽培が根底から変わることはないと考えますが、栽培の考え方が変わり、脱落者が少なくなる一助となれば幸いです。尚、降雨地域に生えているメセン類は、これまで通りの栽培で良いと考えられるのですが減光率などは一度見直しが必要かとおもえます。(リトープスなら、家紋玉や大内玉とか) 以上、2018711日現在の考察であり、また変わるかも知れませんがメセン普及を願い記述しました。私は西日本地域に住んでいますので東北・北海道は、例えば冷涼なヨーロッパの国々のような 異なる栽培方法があると思われます。

 

                                               

 にくたま屋